組み込みOS(第5回)
ステップ5の内容
ステップ4までで、とりあえずファイルの転送まではできるようになった。ここからは、転送したELF形式ファイルをRAM上に展開できるようにする。ステップ5では、展開はせず、ELFの解析プログラムまでを作成する。
マジック・ナンバ
ELF形式ファイルの先頭にある16バイトの領域に配置されている数値データのこと。様々な識別情報が書かれており、特に最初の4バイトは、「0x7f 0x45 0x4c 0x46」となっていて、これによってELF形式であることが判別できる。
「セクションと」と「セグメント」
セクション
リンカが、複数のオブジェクト・ファイルをリンクして一つの実行形式ファイルにする際に使用する。それぞれのオブジェクト・ファイルのセクションに従って、同じ種類のデータは、実行形式ファイルにおいて、同じデータ領域(.textとか)にまとめられる。
セグメント
ローダは、実行形式ファイルの内容を、書かれているセグメント情報にしたがって、セグメント単位でメモリ上に展開する。
疑問点
リンカについて
リンカ・スクリプト(ld.scr)は、リンカそのものではなく、リンカへの指示が書かれたファイルであることを理解できた。しかし、そうなるとリンカ本体はどれになるのかまだ理解できてない。
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