あるごリズム備忘録

学んだことの記録と日記

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」の感想

 この本はICPCでスポンサー企業の方からいただいたものだ。もとから気になっていたので、ありがたかったが、なかなか読む時間を作れず、昨日やっと読み終えた。いくつか印象に残った点があるのでここに記録しておく。


最初の2割の時間で仕事の8割終わらせる
 筆者はこのフレーズを本の中で何度も強調していた。目的は2つ。1つ目は、実際に取り掛かって難易度を認識し、かかる時間の見積もること。2つ目は、後半に心理的余裕を持たせて仕事のクオリティを上げること。(早く提出することではない!)1つ目に関しては、心から納得できた。ちょうど前回のゲーム作成において、取り掛かって初めて必要な仕事と時間が見えてくるということを実感していたからだ。2つ目は当然といえば当然である。わかっているけど難しいことだ。ただ、これも習慣の問題で、本の中で書かれていたように、同じ習慣は66日続けないと定着しないらしが、これは逆に言えばたった2か月さえ頑張れば自分のモノにできるということだ。

目的があれば勉強はたやすい
 別の言い方をすれば、「勉強のための勉強はするな」といこと。理由は簡単で、そんなものは続かないので身にならない。逆に、それが必要な場面になれば、「勉強」でなく自然と「調べる」。そして目的をたっせいするために、細かいことなど気にしないで、どんどん前進できる。これに関しても、自分が何度も体験してきたことだから納得できる。例えばPythonPHPを触ってみたことなど、もちろん無駄ではなかったと思いたいけど、必死になる明確な目的がないからから体には残らない。逆に、今やってるゲーム作りや、夏のインターンでのマイコンの作品などは、目の前に必ず形にしなければならないものが見えていたから自然と貪欲に努力できていた。

「まず作ってみる」が、世界を変える。
 これもゲームの企画や開発の初期段階でで、散々感じたことだ。アイディアは最低限動くものがあれば判断がしやすい。面白くなるかどうかの確信は、話だけの時よりもずっとしやすい。採用、不採用に関わらずとにかく判断が早くなる。また、先ほどの繰り返しになってしまうが、「モックアップ」が初期段階で存在しないと、必要な仕事が最初見つけずらいので、最後に焦ってたくさんの仕事をやることになってしまう。

朝が最強
 この理由に筆者が挙げていたのは、邪魔(LINE,メールなど)が入りずらいこと、そして外部要因の締め切りができることだった。1点目はいいとして、2点目については特に共感した。自分で決めた内部的要因などは簡単に破ってしまう。一方で外部要因に関しては、精神的にかなりの強制力がある。筆者の場合、それは家族が起きてくることらしいが、自分が体験したのは、人との締め切りである。これだと朝に限ったことだけではなくなるが、外部要因が効果的である点は同じだ。ただ、朝は早くにやると、講義の開始など確かに外部からの締め切りが多いので試してみたい。夜だと、いつまでもダラダラと続けてしまう。
 
 このように見ていくと、ここ2か月ほどでのチームでのゲーム作りから学ぶことは多かったのだなと改めて感じた。最近は、少し怠け気味なところがあったので、この本でまた気持ちが引き締まった。
 最近はこの手の自己啓発本を読みたいと思うことは少なくなっていた。以前は結構読んでいたが、多くの場合、読んでも何も変わらないと感じていたからだ。だが、今回は自分の経験と照らし合わせなながら、「あそこでああ考えたのは間違っていなかったんだな。」と答え合わせのような感覚で読んでいた。そのおかげで自分の、ぼんやりとした考えに自信が持てた。そして、これは特に自分が変わらなくてもたくさん読んでいたころからだが、自己啓発本のいいところは「元気が出る」ことだ。これは馬鹿にできない。何をするにしても、元気でなければ何かをやり始めるだけのの自信が出ない。自信なんていう根拠のないものは、こういう本によって「なんか行けそうな気がする」という気持ちになって獲得するものだと思う。以前岡田斗司夫が、自己啓発本のこのような効果について評価しているのを見て、当時は「自己啓発本なんて意味ないんだな」などと思ったが、今ならわかる。「元気が出る」のは本当に重要だ。だから、この本の最後の部分にある筆者の精神論的な熱い話も、自分には意味のあるものだった。なにせ元気が出る。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

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